開けたらあかん−TALK
この話は、けっこう初期の作品です。
表紙を自分で書いたため、私の心の中で存在感があまりなく、少々軽んじていた作品だったんですが、ずいぶん経ってから思い出したように、その割には予想以上に感想をいただいたのでふと読み返したら、後になってもやっぱり書きたかったふたりの関係をうまいこと書いている部分もあって、びっくりした作品でもあります。
タイトルが先にできて、それに合わせて話を考えるという順番の作品でしたが、たいていの場合、そういう順番で作る話はあっという間に書ける。不思議です。
珍しく付き合ってからの話なので、それも感慨深いです。