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不思議なむしのくらし・4匹目〜トーク〜

この話は最初、「市丸くんの家作り」というタイトルで「日番谷くんに初めて会った」後の市丸はみんなこんな感じでモヤモヤウロウロして家を作って日番谷くんを探しに出る…というような内容の番外編になる予定で描き始めたものでした。
最初のところだけ短編にするつもりで描きかけていたまま放っておかれていたものをそのまま使ったので、ちょっと流れが強引な感じがしないでもないです、スイマセン。
市丸は自分ひとりの時は、豪邸どころか家にすら住んでいませんが、日番谷くんをお嫁さんにもらうことを意識したとたんに立派な家を用意し始めます。気に入ってもらえるものを作ろうと必死になります。
日番谷くんは危険を回避するためにしょっちゅう住処を替えるので、普段寝るためだけの、ちっちゃな穴を地面に掘っただけの家に住んでいるので、たいていうまいこと「豪邸だ」と思ってくれます♪
それに、幼生期の日番谷くんは弱いので、ひとりでそんな豪邸に住んだら危険なので、幼生期の日番谷くんにとっては、「豪邸で暮らすこと=市丸と一緒に暮らすこと」というような図式がぼんやりあります。
市丸は市丸で、一人なら家にも住まないので、やっぱり「家で暮らすこと=日番谷くんと一緒に暮らすこと」という図式になります。

そして今回市丸は一人ですが日番谷くんは何人も出てきて、誰が誰やら非常にわかりずらかったと思います。スイマセン。
名前も一緒だし、今後の表現もどんどん難しくなってくなーとは思いますが、もうどうにもなりません…orz

この市丸はいきなり日番谷くんをとっ捕まえて「好きや本気や結婚して」とか言ってますが、初対面です。
日番谷くんは非常にしばしば、こんなふうに隙をついてさらわれてそのまま結婚させられてしまうこともあります。
初対面でも市丸はそんなものだとわかっているので、日番谷くんにはその点の理解はありますが、だからといってそう簡単には許しません。かといって、市丸とのこれほどの急接近は初めてな上、情熱的に求められると弱いので、動揺・困惑し、「ホントに毎日くるのかな?」と疑って通い始めることになります。
今回の日番谷くんは超ツンデレな子だったはずが、いつの間にかどんどんショタってきちゃって、しかも頁数を短くするためにあまり詳しく表現しなかったので、ただの恥ずかしがり屋さんみたいなことに…;;
市丸が妙にカッコよくなっちゃってますが、あれ、「おあずけ」です。「ヨシ」って言ってもらえるの、必死で待ってます(^^;)日番谷くんは、自分がこっそり見ていることにも気付かれていないつもりなので、無自覚ですが。
超ツンデレなこの子が友達にデートとか言っちゃったのは、友情と誠意によろめいたからです。まっすぐな子なので、誠意を向けられたら誠意で返さねばと思ってしまうのです。でもさすがに、相手は市丸だとまでは言えませんでしたが。
市丸間にはあまり友情というものは存在しませんが、日番谷くん達の間には存在する、そんなものも表現したかった…とかここで字で書くことじゃないんですが。マンガで表現しろよ!